腰痛の人に

腰痛の人に

股関節は大腿骨と骨盤から成り、大腿骨には骨幹部、頚部、骨頭と部位があります。
この骨頭は骨盤の寛骨臼にある、へこんだ穴(臼蓋)の中に割と浅く入っているのです。
この関節を靱帯、筋肉で支えております。

ところが、

生後4~5ヶ月の頃は骨頭が弱く薄い軟骨でできているため、ほとんどレントゲンには映りません。あたかも骨頭が無い状態になっているのです。
そして幼児(2~4才)の頃に骨頭が現れますが、まだ骨幹部と離れているように見え、幼児は非常に不安定な状態で立っているのです。
生後4~5ヶ月
骨頭核が現れていない
幼児の正常骨頭核
骨頭が2~3才頃に現れてくる
大腿骨頭が骨幹部としっかり繋がり骨盤の寛骨臼の中に正常な位置に入る期間に、日頃左右の下肢への重心のかけ方によってそれを支える靱帯や筋肉に強弱の差ができてきます。
それが後に腰痛や膝関節痛を引き起こすことになっていくのです。

なぜかというと

腰は5ヶの腰椎から成り、その間に椎間板(軟骨)があります。
それを起立筋、広背筋等で支えておりますが腰や下肢の左右の筋肉の発達の違いによって腰椎はこれらの筋肉の発達した方に腰椎が引っぱられて、並びが曲がって行きます。
その内に中を通っている神経や筋肉に無理が来て、痛みが生じます。
突然ひどい痛みが来た時にギックリ腰というわけです。
したがって左右の腰や下肢の筋肉の強弱や股関節からの下肢の角度を足の先まで左右を丁寧に診て治療していくと腰痛を治し、腰痛にならない体となっていくことができるのです。

治療師が診断した上で、訓練法を教えて普段の生活に取り入れてもらって、定期的に治療師が検診を行ってアドバイスをします。
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